川崎市は、「鷺沼駅前地区第1種市街地再開発事業」に対して、8月13日〜9月26日間の公告縦覧 を実施し、意見書提出を受け付けています。 事業者は、開発事業を行うにあたり、開発による環境への影響をもたらすことが予想される評価項目 を選定し、評価項目ごとの調査、予測及び評価の方法等について市に申請しました。今回はその「環 境影響評価方法書」への意見書提出ということになります。 通常は、開発準備組合が住民に対して事業内容を説明した上で、環境影響評価の手続きに入るのです が、本開発では、住民説明が一度もありません。事業者に説明会を開催要請するよう市に強く求めてい ますが、事態は進行していますので、「会」としてアセスの意見書に対応していきます。 「環境影響評価方法書」の事業概要から様々な問題が見えてきます。 狭い駅前に超高層ビル2棟を計画しています。駅前街区には146m37階建てビル、北街区には、92m20階建てビルです。146mは溝の口ノクテイの2.5倍の高さ、霞が関ビルと同規模の巨大ビルです。床面積が非表示のため推測となりますが、商業は10%位と少なく、マンションが530戸で80%位の床を占めるのではないかと思われます。多額の税金を投入して、駅前一等地に巨大マンションを大量につくるのは、開発事業者の利益のためとしか思えません。 国の都市計画である立地適正計画では、区役所や図書館などを「集客力ある公的不動産として有効活用をするよう」推奨しており、この計画に基づくものでしょうか? すでにオリンピックを待たず、首都圏のマンション売り上げは昨年同時期の35%まで落ち込み、1976年以来の低水準と(株)不動産経済研究所が報じており、負の遺産になりかねません。 <意見書提出方法> 9月26日までに川崎市に提出してください(FAX不可) 考える会メンバーに届ける方は、9月24日までにお願いします。 これまで皆さんから寄せられた意見を、32通の意見書にまとめました。 これらの意見書をホームページに掲載しましたので、ダウンロードしてご使用ください。 宮前区在住者はもちろん、市内や他都市居住者でも誰でも提出できます。意見書数の制限もなく提出できます。意見書の余白部分に、ご自分の意見を記載することができます。 意見書提出先:〒210−8577 川崎市川崎区宮本町1番地 川崎市環境局環境評価室 電話番号044−200−2156
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