川崎の文化と図書館を発展させる会より、陳情署名の依頼がありましたので、先日開催された緊急集会の報告とあわせ宮前の会のHPに掲載いたします。
緊急市民集会 市民館・図書館 指定管理にしちゃっていいの?開催報告
(川崎の文化と図書館を発展させる会 岡本正子氏報告より関連部分を掲載)
8月9日当日は雨が降ったりやんだりの不安定な天気でしたが、会場は参加者でいっぱいでした。【60名】
この度、私たちの会の代表になっていただいた城谷護さんに、腹話術のゴローちゃんとの掛け合いで「指定管理者制度ってなぁに?」「川崎市は、なぜそれをやろうとしているの?」など、わかりやすく解説していただきました。
時々笑いをはさんで、和やかな雰囲気ですが、既に指定管理になっているエポックなかはらで、利用者ではなく指定管理者の都合のよい運営がされていることや、市民ミュージアムの台風被害の背景にある指定管理の問題、昨年、社会教育委員会議で指定管理について議論されなかったこと、それにもかかわらず、教育委員会は指定管理者制度の導入を決めたことなど、次々と指摘されました。
そのあと、会場から意見を募ると、保育園の例や、大山街道ふるさと館の指定管理を受ける側だった経験から、制度の複雑な面や受ける側の大変さなどもわかってきました。
更に、指定管理者制度以前の問題として、川崎市の文化政策はどうか、市民が利用する施設に予算を投じる気がない川崎市の文化度の低さが根底にあるという指摘もありました。
また、市民館・図書館への指定管理者制度の導入について、ほとんどの市民に知らされていないことも大問題です。
指定管理者制度の問題は、制度を受ける業者の問題だけでなく、業者に任せる行政の側の問題でもあり、制度自体の問題もあるが、制度以前に行政が文化政策をどのようにしようとしているかが、根底にある一番重要な問題なのかもしれません。
でも今は,条例改正が予定される9月議会までに市民になにができるかです。
まずは市民の関心を広げるために,署名活動にご協力をよろしくお願いします。
以上です。ご協力よろしくお願いいたします。
※下の画像は見本です。上のpdfファイルをダウンロードして印刷してくださるようお願いします。